製造部 M.K(2010年/新卒入社)
堅実さと想像力。そのバランス感覚が良い仕事につながります。
堅実さと想像力。そのバランス感覚が良い仕事につながります。
『安定』と『自由』を両立していることに魅力を感じました。
歯ブラシは全ての人が利用する消耗品で、オーラルケアへの関心は常に高まっている状態です。創業から100年近くの歴史があり、大手との取引を長く続けていることからも、一生なくならない仕事という印象が強く、安定した企業であることが魅力的でした。
また、当時の会社パンフレットの表紙には「なんなら、社長を。」と記されていました。「試してみないと答えは見つからない、やりたいことをやって面白く仕事しよう、なんなら社長をうごかしてよ!」という風通しの良い風土がありました。安定した土台と自由に振舞える雰囲気に魅力を感じて入社を決意しました。
和やかでリラックスできる雰囲気づくりがされていたと思います。候補者に担当の若手社員をつけていて、面接前に雑談タイムが設けられていました。作業着はパジャマみたいな質感とか、昼食後は和室で昼寝するとか、そんな話をした覚えがあります。
緊張せず面接に挑めるように工夫されていて、実際に面接官に萎縮せず話せました。
植毛工程の人員・生産計画管理、設備の保守保全、品質や生産性向上などの改善活動、設備の作製などの開発を担当しています。
製造部の使命は『生産性の向上』です。限られた就業時間・人材・設備で、効率よくブラシを生産するにはどうすればいいのかを考えて、実験・評価を繰り返すことが改善活動にあたります。
また、『品質の維持・向上』と『納期通りの生産』を実現するために設備の保守保全と人員管理をしています。新案件の依頼が来た際は、その案件を実現するための設備開発に近い業務も担っています。
改善活動の成果は数値で確認できます。品質面では歩留まり率の変化、生産性向上の活動では生産実績の変化が確認できます。効果を算出すれば、『自分の働きがどれくらいの利益に貢献しているか』を数値で表すことが可能です。
私は、改善活動における実験と数値の変化を実感できることに面白みを感じます。
また、生産性向上のために設備を作製することもあります。世界に一つしかない自分が考えたオリジナルな設備が稼働しているのを見ると感慨深いです。自分たちで作った歯ブラシが店頭に並んでいるのを見ると、社会への貢献を実感できる所もやりがいのひとつです。
とりあえず『やって』身につける、という作業が多くて大変でした。
入社当初は中間層が少なく、ほとんどの社員が若手の状態で指導する側も手探りで「教わっていないから教え方もわからない」という状態でした。ですので「とりあえずやって、わからなかったら聞いて」という作業でとにかく「考える、試す、評価する」を繰り返していました。「ここまでやってもできないなら相談する」という基準を決めて取り組み、基準を超えたら先輩方と一緒に対応策を探る、といったようにひとつずつ知識を蓄えてきました。すると、先輩方に解決策を提案できたり、「何それ?そんなことできるの?すごいな!」など言われたことで結構救われました。
今では多くの経験を積み、知識も豊かになったので、恐らくですが丁寧な指導ができるようになっています。
個性はバラバラです。熟考する人、意見を取り入れるのが得意な人、バランスを取る人、データが好きな人、アドリブが得意な人等々、個性はバラバラで一括りにするのは難しいです。
ですが、新たなアイデアについて相談すれば、快く後押ししてくれる人ばかりなので、意見や発想を尊重する風土が根付いているように感じます。
有給休暇の取りやすさ、残業の少なさ、昼食が1食ほぼ100円、パート社員を尊重している(パートさんの意見を受けてラジオ体操を始めた等)など多々ありますが、個人的なお気に入りポイントは1日のタスクが終わっていれば終業の17:45を待たなくても、17:15に終了できる所です。
自由な発想を大切にしてくれる会社で、むしろそういったものが求められる側面もあります。思いついたアイデアに、たとえ前例がなかったとしても、しっかりとした根拠を説明できるのであればなんでもやらせてくれるところが太陽刷子の面白みのひとつです。
私の部署は、生産設備のメンテナンスによる生産計画の順守・品質の維持という守りの面と、自由な発想と行動力による生産性向上という攻める面のバランスが重要です。そのため、堅実さと想像力・行動力を併せ持つ方は活躍できると思います。
就活する際は、企業への要求事項に優先度をつけることが大切だと思います。優先度の低い事項を多く満たす企業よりも、優先度の高い事項を少数でも満たしている企業の方が、働きやすいのではないでしょうか。焦らず自分にフィットする企業を探して、もしそれが太陽刷子であれば嬉しく思います。
出社会社の最寄り駅までは電車、最寄り駅からは原付バイクを利用して通勤します。歯ブラシを作る設備はとても繊細なため、稼働を維持するために細かなメンテナンスが必要です。メンテナンスしながら様々な業務に取り組むため、私服から作業着に着替えます。
設備立ち上げメンテナンスを担当する設備を生産できる状態に準備します。オペレーターの皆さんが出社後すぐに生産できる状態に準備することで、就業時間中に設備が稼働している時間を長く確保することが目的です。
メールチェック取引先や商社、社内メンバーからの連絡や、データの追加・更新の通知等、いろいろなメールが届くので、発注書を作成したり、設備に使用する部品の修正を依頼したり、打合せを段取りします。
前日の稼働データ確認・まとめ前日に稼働した設備の実績などの稼働データを確認し一覧表にまとめます。その際、稼働実績を3つに分類分けして、工場全体の稼働状況を把握しておきます。
技術ミーティングメンテナンス技術者を集めて前日の稼働データを確認します。異常を確認した設備でどんな不具合が生じたか、どんな対策を講じたかを共有します。他の技術者の行動や考えを知ることで設備に関する知識、技術力のレベルアップを目指し、品質や生産性の向上を図ります。
昼休憩以前は部署メンバーとしゃべりながら食べていましたが、コロナ感染対策の為、こっそりポッドキャストを聞きながら昼食をいただきます。
設備メンテナンス1つの設備で複数の種類の製品を生産しているため、設定を変更する『型替え』が必要です。計画通りに生産するために『型替え』をしたり、品質や設備に異常があれば、生産を止めてメンテナンスします。生産計画に遅れを生じさせない『納期厳守』と『品質の維持・向上』が目的です。
改善活動など製造部の使命のひとつに『生産性向上』があります。決められた就業時間と人材でより多くの良品を生産するためには何をすればいいか考え、試し、結果の評価を繰り返します。実験とそれに伴う数値の変化が見て取れるので、面白味を感じる業務のひとつです。
翌日準備~業務終了翌日の型替えの有無や打合せのスケジュールを見て、準備ができているかを確認し、ぼんやりと翌日の流れを把握して帰路につきます。